―ジョニウソン選手の原点は?何歳くらいからサッカーを始めましたか?
「10歳からですけど、その前からたまに学校を休んだりして、遊びでサッカーはやったりしてました(笑)幸運なことにプロになることが出来ましたね。17歳くらいまではずっと右サイドバックでした。でも右サイドバックよりボランチの方が得意でしたからその後ボランチになりました。」
―当時、目標にしていた選手はいましたか?
「父親がサッカー好きでしたからサッカーが好きになりましたけれど、特に尊敬している選手や憧れる選手というのはいませんでした。ま、その中でもドゥンガ選手の決断力と言うのは尊敬しますね。」
―ドゥンガ選手は日本でも活躍されてましたね
「対戦したことはないんですけど、テレビで彼の試合を見た時などには、決断力を持ってプレーしているというのを強く感じ、自分もそういう風にしようと思いました。」
―ジョニウソン選手はドゥンガ選手と違って穏やかな選手に見えますが
「例えば周りに忍耐力がない人がいたりすれば、自分が怒った時にそこで友情がなくなってしまうことがありますから、そういう部分を考慮しています。だから笑顔で注意した方がわかってもらえると思ってそういう風にしています。」
―プロになろうと思ったきっかけは?
「まず自分はずっと貧しい幼少の時期があって、10歳前後で父も母も亡くなりました。だからサッカーをすれば人生で成功出来ると思ってそういう考え方のもと、プロになりました。」
―サッカー選手になっていなければ今頃何をやってたと思いますか?
「まず自分がサッカー選手じゃないという状況が想像出来ないんですけれど、もしサッカー選手になっていなければ消防士になっていたかもしれません。自分を犠牲にしながら人を助けるという良い仕事だと思います。幼い頃に家族を失いましたから、人を助けるということをしたいと思っています。消防士にはその要素がたくさんあると思いますね。」
―今現在、好きなプレースタイルの選手はいますか?
「特にこの選手のプレースタイルが好きというのはないんですけど、ま、一緒にサッカーを始めてずっと素晴らしい選手だなと思うのはロペスです。ゴマをすっている訳ではないですよ(笑)ブラザー同士で褒め合っている訳でもないです(笑)」
―出身地の自慢や思い出はありますか?
「ボルタレドンダでプレーしましたけれど、出身地はピニェイラウという街です。小さな街ですけれど、僕やロペスのような大きな存在がそこから現れました(笑)そこでサッカーの世界に携わって戦い始めましたから、たくさんの思い出がありますね。今でも自分が頑張っている姿を見てくれている人たちがたくさんいて感じるものはたくさんあります。」
―ロペス選手とは幼馴染ということですが、何歳の時にお互い出会ったんですか?
「11歳の頃からずっと一緒に同じ道のりを歩いてきています。一緒に成長して一緒にプレーしていますから。ロペスは本当に兄弟だと思える存在ですね。」
―ここ仙台にはもうだいぶ慣れたと思いますが仙台の気に入っている点を教えて下さい
「まず家の近くに焼肉屋があるんですけれど、そこはよく行きます。近所の公園にもよく行きますし、街中に行って買い物もしたりします。最初は別世界に行くという気持ちで日本に来たんですけれど、本当にみんなに良くしてもらっていますから幸せです。」
―現在、覚えている日本語は?
「右、左、前、後ろ、ボール、パス…と、ピッチの中で使う言葉を言いましたけれど、それ以外にもいろいろ学んでなんとかコミュニケーションは取れるようになりました。ピッチの中で聞いた言葉でわからない言葉があれば、羽生さんに聞いて教えてもらって、それを家に帰ってからノートに書き留めています。いつもそれを復習しながら勉強していますね。黒い日本人はいないと思いますけれど、もうちょっとでそれになれると思いますよ(笑)」
―気に入ってる日本食は?
「いくつかありますけれど、ラーメン、おにぎり、焼肉が好きですね。」
―おにぎりの具はやっぱり鮭ですか?
「鮭が一番です!いろいろ試したんですけれど鮭が一番美味しいですね。刺身とかも嫌いではないですよ。だから黒い日本人になれると思いますよ(笑)」
―奥様の作る料理で好きな料理は?
「麺類ですね。大好きです。とても美味しいです。」
―息子のカイオ君はいつものびのびと走り回ったりしていて本当にかわいいですね
「そうですね。いつも走り回っています。練習から疲れて帰った時も遊ぼう遊ぼう!っていつも言って来るんですけど、家族は幸せにしないといけないと思って、遊んであげています。今のところ、カイオと遊んでいて近所から苦情は来てないですから、まだ大丈夫なのかなと思っています(笑)」
―自分の性格を一言で言うと?
「一言で言うとアミーゴだと思います。友人ですね。僕はみんなの友人になろうとしてますし、みんなを助けようと常に思っています。いつもジョークを言ってみんなとアミーゴになろうとしてますから、周りからも好かれるのだと思います。」
―自分って「最高」って思うところは?
「常にそういう風に思ってないといけません。もう起きてる時も寝てる時も自分は最高だ、自分は必要とされている人だと思ってないといけません。だから自分が生まれた時も多分父親はこいつは最高だ!と生まれた瞬間言ったと思います(笑)」
―自分を動物にたとえると?
「好きなのは豹ですね。黒豹というのは獲物をしとめたりしますから。」
―幸せを感じる時はどんなとき?
「常に幸せです。妻、子供と家族の存在がありますし、自分のことを気にかけてくれている友人たちがたくさんいますから、本当に幸せです。」
―落ち込んだりしますか?
「聴いている曲によっては歌詞が父親のことなどを思い出したりして泣いたりする時はあります。」
―その時の浮上方法は?
「常に近くに居てくれる妻や息子を見れば彼らの明るい存在が自分を楽しくさせてくれますから、そこで抜け出すことが出来ます。そして父親も僕のことを誇りに思ってくれていると思います。父親と過ごした期間は10年と短かかったんですけれど、彼のおかげで僕は男になることが出来ました。」
―普段はどういう音楽を聴きますか?
「ファンキーとヒップホップです。ブラジルでは車で大音量で聴いてましたけど、日本ではちょっとそれが出来ないので控えています(笑)ブラジルでは大音量の音楽が聞えたら、あ!ジョニウソンが近づいてきていると、みんな気づいていました(笑)」
―ノリノリ系の曲が好きですか?
「悲しい曲を聴くと父親のことなどを思い出したりしますから、楽しい曲を聴いて楽しい気持ちになっています。」
―好きな言葉は?
「いろいろありますけれど、サウージ=〝元気〟というのはとても重要だと思います。体の健康もそうですし、明るく元気でいることも大事だと思います。」
―もし3カ月オフがもらえたら何をしたいですか?
「ずっと家族と一緒なんですけれど、家族と過ごしたいと思います。彼らと過ごすことが大好きですから。あとはずっと逢っていない友人などに逢うためにその時間を使いたいと思いますけれど、3ヶ月間サッカーをやっていなければ多分体調を崩してしまうと思います。」
―それではサッカーに関係なくても良いのでジョニウソン選手の今後の夢は?
「しっかり自分が努力をして、誰も蹴落とさないで成功するということがまず目標であり、その姿勢が人の見本になることが夢ですね。」