2005年10月9日【天皇杯3回戦】 ベガルタ仙台 VS 仙台大学
仙台スタジアム 13:00キックオフ
入場者数 7084人
仙台スタジアムに仙台大学を迎えた天皇杯3回戦。大学生相手にPK戦までもつれるというまさかの試合展開だったが、結果2-2(PK8-7)の大苦戦の末、4回戦進出にコマを進めた。4回戦はモンテディオ山形戦とのみちのくダービー3日前の11月3日に行われる。
試合は、後半2分にバロン選手のヘッドで先制したものの、同33分に同点にされてしまう。試合はそのまま90分で決着が着かず、延長戦に突入。延長後半7分にようやくシュウェンク選手が追加点を挙げ、再びリードしたが、その直後の11分にまたも同点弾を許してしまう。
2得点とも、リードしながらも再び追いつかれるという、得点の直後に失点してしまう悪い流れを断ち切れなかった。
バロン選手、シュウェンク選手と何度か追加点のチャンスを作ったが、その都度相手DFに阻まれ、シュートもGK正面などなかなか追加点が生まれない。120分間の中で放ったシュート数は仙台大の7本に対し、ベガルタは5倍以上の36本。決定力不足が顕著にあらわれた試合だった。
PK戦では5人目まで決着がつかずサドンデス状態に。ベガルタはシルビーニョ選手、バロン選手、大柴選手、根引選手、シュウェンク選手、木谷選手、関口選手、清水選手の順で8人全員がプロの意地を見せ冷静に決め、粘る仙台大を辛うじて振り切るという手に汗握る試合だった。
仙台大の8人目のキッカーDF根本選手がPKを外し、ゴール前で泣き崩れると、シルビーニョ選手とシュウェンク選手が駆け寄り、慰める姿も見られた。
開幕戦以来のスタメン復帰となった小針選手は最後のPKについて「本当は自分が止めて勝負をつけたかった。」と勝利にも笑顔はなかった。
試合後、仙台大の中屋敷監督は「正直言って悔しい。」と肩を落としたが、プロを相手にPK戦まで持ち込んだ仙台大の最後まで諦めない戦いぶりは自信につながったに違いない。
ベガルタはなんとか勝利したものの、決定力不足など、この日の課題は直ちに修正していかなきゃならない。15日には現在3位のヴァンフォーレ甲府との直接対決が待っている―。